何かに集中していると、ちょいちょい口元がゆるむカタツムリです。
こんにちは。
うちの事務所に、ご相談やお問い合わせをいただく業種業態は、実にさまざまです。
上場企業から中小企業、個人事業主の方、飲食店もあれば、実にニッチなご商売をされていらっしゃる方、地域にしても、関東地方から九州地方、この間は海外からもご相談をいただきました。
本当に本当に、ありがたいことです。
そうしたなかで、同業者(WEB制作会社)の方から、お問い合わせいただくこともしばしば。
経営方針、戦略的にそうされていらっしゃる場合もありますが、「人出が足らないので、パートナーとして協力して欲しい」「技術的に自社のデザイナーでは難しいので、手伝って欲しい」というのがその大半を占めているようです。
経済番組やニュースで取り上げられることもありますが、業界全体として、慢性的な人材不足が問題になっています。
でもね、コレって業界全体の自業自得だと思うんです。
メディアでとりあげられるような、いわゆるIT企業って、華やかで、いかにも楽しそうなイメージでしょう??
そんな企業は、ほんと一握り。
IT業界でも、一般的な中小企業の現実は、まったくの逆と言っても過言ではありません。
基本的に、若手を育てられる環境がまず整っていない。
どの会社も「実務経験2年以上」だとか、即戦力でなければ雇ってもらえないところがほとんど。
運良く雇ってもらえたとしても、変に職人の世界というか、古い体育会系の世界というか、「見て盗め!」「気合でなんとかしろ!」的な泥臭い世界だったりします。
その結果、カラダを壊してしまったり、続けたくても続けられなくなってしまった若い子たちもたくさんいます。
うーん、コレってどうなんでしょう?
技術やサービスだけでなく、もっと色んな意味で最先端をいっていても良い業界のはず。
僕ら昭和生まれのおっさんなんかより、生まれた時からインターネットに触れている子たちの方が、もっともっと活躍できる未来があるはず。
業界の高齢化は進む一方です。
日本経済の一端をこの業界が担っているんだとすれば、非常にまずい、まず過ぎます。
どげんかせんといかんのです。
まだ少し先の話になってしまうかもしれませんが、 うちの事務所は、素人だろうがなんだろうが、がんばりたい子が安心してがんばれる、そんなあたりまえの環境をあたりまえに用意してあげたいなぁ、と切に思うのです。
未来はいつだって、今以上に明るいはず。
待斬内蔵ですね。