ホームページ改善マニュアル第2弾ということで、今日は「アクセスを増やすための設計ができているか」というテーマでお届けしたいと思います。
前回の記事はこちら
前回の記事では「まずは自社のホームページのアクセス状況を把握しましょう、それをふまえたうえで対策を考えましょう」というお話をしました。
あなたのホームページをどうやって知るの?
まず、ホームページというのは、つくったその日から勝手に見てもらえるわけではありません。
もちろん、インターネット上にアップした時点で、ブラウザにURLさえ入力すれば、世界中からアクセスすることが可能です。
ただ、あたりまえですがURLを知らなければ、そもそも見ようがありませんし、検索エンジンにヒットしやすいようにつくっていなければ、検索エンジンユーザーに見つけてもらうことも難しいでしょう。
どんなに良い商品・良いサービス・良いお店だったとしても、見つけてもらえなければ、存在しないことと変わらないのです。
流入経路を考えておく
流入経路というと少々難しい印象をもたれてしまうかもしれませんが、要するに「ターゲットの人たちがどこからどうやってあなたのホームページにたどり着くのか」という道筋のこと。
例えば、検索エンジンで検索をして見ることが多いと想定するのであれば、検索エンジンでできるだけ上位にヒットするようなホームページにしなければなりません。
さらにより具体的に考えると、会社名で検索されるのか、サービス名や商品名で検索されるのか、それとも業種+エリア名などで検索されるのか、ターゲットの人たちが検索しそうなワードはなんなのか。
そういったことをふまえて、じゃあこういうページがあった方がいいよね、こういうシステムをつくっておくと活用できそうだね、そうやってどんなホームページにするのかを計画するのです。
SNSからサイトへのアクセスを狙ったり、はたまた広告を使ってサイトへ誘導したり、Webに限らず、チラシ、看板、営業電話等々、どこでどうやってサイトへアクセスするのかを練り上げておくのです。
デザインするのは見た目だけではない
ホームページをリニューアルしたり、改善する場合、こんなデザインがいい、こんなホームページがいい、と「ホームページそのもの」に対するお話によくなります。
もちろん、ホームページのデザインや内容はとても大切なのですが、それと同時に、じゃあそのホームページをどうやって見つけてもらうのか、その方法も同時に計画しておかなければなりません。
最後に、お客さまによくする例え話を。
ほとんどひとどおりのない山奥のカフェで、お店の雰囲気が暗いのかな?と内装を変えてみたり、メニューが少ないのかな?とメニューを増やしたところでなんの意味もありません。お客さんがきていないのですから。
そういった内装やメニューの改善は、お客さんがもっとたくさんくるようになってから判断すること。来店してくれる人、お客さんを増やす作戦を考えましょう。
次回の記事では「選ばれる理由はあるか」をテーマに書いてみようと思います。