日々、いろんな会社さんから、ホームページのリニューアルや改善についてご相談いだきます。
そこで「ホームページ改善マニュアル」と題しまして、ホームページを改善するにあたって、基本的なチェックポイントや考え方を全4回に分けて書いていきたいと思います。
どんな業種のホームページにも共通する部分を書いていこうと思いますので「うちのホームページ、どうすればいいんだろう」と悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
第一回の今日はタイトルにもあるとおり「アクセス状況を把握しよう」です。
なお、改善の目的は「お問い合わせ増やすこと」を前提事項とします。
アクセス状況の把握が大切な理由
さて、あなたは自社のホームページのアクセス状況を把握していますか?
専門的なことはわからなくとも、ざっくり毎日どれくらいのアクセスがあるか知っていますか?
ひとくちに「お問い合わせがこない」と言っても、
- A:アクセスがある程度あるがお問い合わせがこない
- B:そもそもアクセス数が少ない
この2つの状況はまったく意味が異なります。
A:アクセスがある程度あるがお問い合わせがこない場合
「アクセスがある程度あるがお問い合わせがこない」のであれば、「ホームページは見たが、お問い合わせしようと思えなかった」もしくは「お問い合わせの方法がわからなかった」つまりホームページ自体の内容やデザインに課題がある、といった可能性が考えられます。
または、アクセスしている人が顧客になりうる人たちではない。想定しているターゲットとアクセスしている人とに乖離がある。といったことも考えられるかもしれません。
B:そもそもアクセス数が少ない
一方、「そもそもアクセス数が少ない」という場合。ホームページの見た目をどうこうする以前に「見てもらうにはどうすれば良いか」という観点での改善をまずしなければなりません。検索エンジンで上位表示を狙うのか、SNSを活用するのか、広告をかけるのかetc…
そもそもアクセスがない、見てもらえていないわけですから。
どんなに素晴らしい商品を売っていて、どんなに素敵なデザインのサイトだったとしても、見てくれる人がいなければお問い合わせはがくることはありません。
アクセス状況を把握するためには
アクセスを解析するためのツールを導入しておく必要があります。
一般的にはGoogle社が無償で提供しているGoogle Analyticsというツールを使うことが多いです。
自社のホームページにアクセス解析が入っているのかどうかもわからない、という方もみえるかもしれません。
そういった場合は、ホームページを制作した会社さんに問い合わせてみましょう。
状態把握をしてから改善策をいっしょに考えましょう
ホームページを改善する、リニューアルする、という場合、デザインや見た目をどうするか、といったお話になりがちですが、それはもう少し先のお話。
ただなんとなく今っぽくしたり、おしゃれにしたりしても仕方がありません。
例えるなら、体調不良で病院へ行き、診察を受けてから症状に合わせた薬を処方されるのと同じことです。
まずどういう状態なのかを把握してから、改善策をいっしょに考えていきましょう。
次回の記事では「アクセスを増やすための設計ができているか」をテーマに書いてみようと思います。